損をしない5つの法則
- どの銘柄でも、8%以上のロスを絶対にださない
- 20~25%上がったら、必ず利益を確定する
- 6~8%上がったら、ストップロスを損失ゼロの買値とする
- 10%上がったら、3%の利益をまず確保しておく
- 15%上昇したら10%の利益を確定し、20%へとターゲットを変える
どの銘柄でも、8%以上のロスを絶対にださない
個人投資家にとって購買力となる資本を保護することは、最も重要です。
正しいタイミングで買えば、その銘柄は、普通8%以上は下がらないはずですが、逆に動くときは、何かがおかしいと考えるべきでしょう。
この場合、理由がどうであれ、すぐにロスカットをすべきです。
20~25%上がったら、必ず利益を確定する
株は、20~25%くらい上昇すると、再び上がる前に、いったん下がる傾向があります。
この「8%以上のロスをださない」と「20~25%上がったら利益を確定する」を実行するだけでも、長期的には損はしない仕組みになります。
すなわち、20~25%で利益を確定し、ロスは、8%でカットするとすると、3回ロスを出しても、1回利益を確定すれば、マイナスにはなりません。
6~8%上がったら、ストップロスを損失ゼロの買値とする
当面は10%の利益を目指す訳ですが、多くの場合、株価は思ったように動きません。通常、ロスカットは-8%ですが、6~8%上がったらストップロスを買値(つまり0%)に定め直すということです。
ダウンサイドのリスクを少なくするうえ、8%を失うより、心理的にもずっと安心できる方法です。銘柄によってはそのままストップロスを-8%に置き相場の反転をじっくり待つこともあります。
10%上がったら、3%の利益をまず確保しておく
3%というと少ない利益のように思えますが、年間で見ると大きなリターンとなります。「ちりも積もれば山となる」です。
3%の利益を失うより、確保しておくことが、どれだけ賢い選択かがおわかりになるでしょう。
15%上昇したら10%の利益を確定し、20%へとターゲットを変える
プロは、15%上がった段階で、10%の利益のところにストップロスを定め、持ち株の半分を売ります。
銘柄選び5つの法則
MM法では、テクニカル分析に基づいた銘柄選択(方法はこちら)を行いますが、短期売買でも業績等のファンダメンタルも重要です。銘柄選択時の補助として参考にします。
- 機関投資家、外国人が注目する株に視線を
- 成長性が高い銘柄を探す
- 儲けは少なくても、安全な銘柄を
- 出来高の高い銘柄を選ぶ
- 株価の割高・割安にも気をつける
機関投資家、外国人が注目する株に視線を
株式市場では、機関投資家・外国人の影響力は個人投資家よりもはるかに大きいものです。彼らが関心を持っている銘柄(業種代表株や大型優良株)についていけば、より安全ともいえます。
特に、外国人投資家は株式の価値が上がるか下がるかを厳しくみてるので、株主構成で外国人持ち株比率が高い会社は有望だとも言われます。
成長性が高い銘柄を探す
企業の売上および純利益が持続的に伸びる成長企業は、今後株価が上昇する可能性が高いと思われます。新技術を開発したり、有望事業に進出する企業も注目する価値があります。
儲けは少なくても、安全な銘柄を
「ハイリスク・ハイリターン銘柄」よりは株値の上げ下げの少ない安全な銘柄を選びましょう。「いくら儲けられるか」より「どのくらい損を少なくできるか」と考えるのも重要です。
出来高の高い銘柄を選ぶ
株価下落による損失を最小限にしようとする時、出来高の高い銘柄は、取引も活発なので保有株式を速やかに売ることができます。出来高が少ないと処分することもできず、損失を増やす可能性が増します。
株価の割高・割安にも気をつける
競争力があり、業績や財務内容もよく、しかも株価は割安な銘柄は、下落相場からの反転時にいち早く上昇する可能性があります。
売買タイミング5つの法則
売買の基本は「安く買って」「高く売る」につきると思います。しかし、安いには安いなりの、高いには高いなりの理由があることを忘れてはいけません。
自分の想像通りの展開なら貪欲なまでに利を狙い、逆に思惑がはずれたならば早急に手仕舞うなど、売買タイミングが重要です。
- 売りは迅速、買いは悠然
- 頭と尻尾はくれてやれ
- 売りも買いもはっきりしないのなら、しばらく待ってみる
- 下落分の半値を取り戻したら、深追いせずその場で利食い売り
- 勢いづいた優良銘柄の初押しは買い
売りは迅速、買いは悠然
どうせ売るなら1円でも高く売りたい、というのが人の心かと思います。売りの好機はほとんどが一瞬で、それをなるべく逃さないようにしましょう。
一方で、買いはキャッシュポジションをとるため、心にゆとりを持つことが出来、しかも幅広く銘柄物色も出来るわけですから、焦ることなくどっしりと構えた上で検討しましょう。
売るときにはついつい悩んでしまいがちですが、あれこれ考えず、前もって決めていた目標売値まで来たらさくっと売ってしまった方が吉、ということです。もちろん、その後高値を切り上げていったとしても後悔はしないことです。
頭と尻尾はくれてやれ
売買をするときは、誰でも、最安値で買って最高値で売りたいと思います。でも、実際には、最高値、最安値を当てることはほとんど不可能なことです。
最高値で売ろう、とか、最安値で買おうと考えると、結局、売るタイミング、買うタイミングを逃してしまうことになります。
最高値や最安値を当てるような無駄なことにエネルギーを注ぐよりも、相場の流れを読んで、無理せずに売買を行うようにした方がいいということです。
売りも買いもはっきりしないのなら、しばらく待ってみる
急激に値を上げてきた銘柄にはすぐにでも飛びつきたいところですが、いつ流行が終わり下げに転じるかは分かりません。
ここはぐっと我慢して、単なる人気だけに惑わされず確かな材料で買われているか検討するなど、もう一度まわり全体をじっくりと見渡す余裕が欲しいところです。
ただ、休んでいる間に絶好のチャンスを逃すこともあったりします。
下落分の半値を取り戻したら、深追いせずその場で利食い売り
直近の高値からの下落で一旦底打ちを見せた後、上昇に転じてきた場合、どうしても上値には限界があるわけです。当然、直近高値付近にはしこり玉が存在し、かつ利益確定売りが出やすい環境となっているため、ここは欲張らず半値付近での利食い売りが望ましい、ということです。
勢いづいた優良銘柄の初押しは買い
地合いとは無関係に勢いづいた優良銘柄を早期に見つけることができれば、例え初動段階で乗り遅れたとしても、最初の利食い売り等での下降時に買いをいれることにより、その後の上昇トレンドについて行くことができます。
ただ、これらの銘柄は長期にわたって上昇トレンドは描くものの、一度値崩れを始めると下落はかなり早い傾向にありますので、早め早めの対処が必要となってきます
「おじさんの10ヶ条」もご参考に。
http://stock.kikuchisan.net/10kajyo.html